マクアケストア – オリジナルのクラウドファンディングサイト構築のためのShopifyストア開発
29/09/2023
1.34k
Table of Contents
カスタムで構築されたShopifyストア管理ソリューションにより、マクアケストアはステークホルダーが共同でストアを管理し、優れたショッピング体験を提供するためのスムーズなコラボレーション環境を持っています。
オンラインモールライクなビジネスアイデアによる技術的課題
株式会社Makuakeは、新発売の商品やサービスのため「Makuake(マクアケ)」というクラウドファンディングサイトを提供しています。販売側がオリジナル商品を出品し、支援者から支援金を募るためのプラットフォームです。「支援金を募った後、支援者はどうやって商品を購入すればいいのだろう」とプラットフォームが急成長し始めた頃、マクアケのリーダー陣は悩んでいました。そして、素晴らしいアイデアなのに販売側がお金を稼げないのではもったいないです。そのギャップを当社が埋めていきます。
開発者の成長をサポートしたいという願いと支援者が気に入った商品を購入できる場を作り、より良いショッピング体験を提供したいという想いから、マクアケチームは販売側が新商品を購入者に販売するためのECサイトを構築しました。そこがマクアケのすべての始まりです。
オンラインモールライクのストアコンセプトを持つマクアケストアは、支援側に他にない良いショッピング体験を提供するだけでなく、Makuake運営側と販売側の円滑なチームワークを確保します。しかし、支援者の体験をそのまま高い水準で維持することが求められていないです。マクアケストアの運営チームにとって、膨大な商品数と支援側、販売側、マクアケ運営側の三者の運用要件は非常に大きなチャレンジでした。
現在のクラウドファンディングサイトと連携したShopifyのカスタムストアと、マクアケ運営側と販売側が協力して素晴らしいショッピングジャーニーを実現するための管理システムをどのように構築するかが課題です。それは解決しなければならない大きな問題です。
Shopifyプラスは良い選択ですが、十分ではない
マクアケから難易度の高い要件を受け取った後、弊社は詳細な要件分析を開始し、要件をフェーズ毎に分けました。十分な調査を行った結果、Shopify Plusはマクアケストアを展開する上で最適なプラットフォームと判断しました。それにより技術的な苦労をすることなく、短期間でマクアケストアを構築することができました。
プロジェクト開始時に時間的な制約により、当時はShopifyで利用可能なアプリを統合して基本的な運用に対応することになりました。しかし、構築と最適化という作業が必ずやってくることが事前に予測できました。
提案の中でまず第一に大事なのは販売側がマクアケサイト内で自分の店を管理できるようなカスタム管理アプリを迅速に提供することでした。Shopify Plusの限られた機能やサードパーティ製アプリだけではマクアケストアの複雑な要件を満たせないことにすぐに気がつきました。マーチャント側は、独自の方法でストアを管理したいと考えられます。当社が目指すべきは、全てのステークホルダーを同時にサポートするShopifyアプリのカスタム開発なのです。
この問題を解決するために、Shopifyのソリューションアプリとマクアケの現行運用システムをShopifyに連携するためのカスタムアプリを開発しました。一からすべてを構築するのは時間がかかり、費用対効果も悪くなるためです。サードパーティーのアプリにカスタム機能を組み込むことで、マクアケストアの運営チームと実行者がShopifyではできない機能を実行できるようにしました。例えば、Shopifyはストアにアクセスできる管理者の数を制限していますが、マクアケストアは何千人の販売側と管理役割を共有し、自分の商品と注文を共同管理できます。
商品ロードマップの次のマイルストーンはアプリにカスタム機能を追加し続けることで、実行者が自分の購入者の購入ジャーニーを設定できるようにすることです。当社のShopifyカスタムソリューションは、前面的なECサイトの管理を考慮に入れています。
注文
- 注文の流れをカスタマイズ
- 注文の属性をカスタマイズ
- Shopifyチェックアウト流れをカスタマイズ
発送
- 複数注文の追跡
- 複数倉庫からの発送
- 複数配送業者の発送サポート
- 自動化された出荷通知
購入者
- 顧客管理システムのカスタマイズ
倉庫
- 複数倉庫の管理
商品のデータ
- コントロールシステムにアクセス
- 商品データを自動的に同期
- 商品データの連携をカスタマイズ
開発プロセスにはShopifyとの間のデータ移行、サードパーティシステムとの統合、自動データ交換、PCとモバイル対応テーマ、運用保守サービスなどが含まれますが、これらに限定されません。
管理画面については、マクアケのShopify管理者、販売管理者、運営管理者が主な関係者となります。Shopifyの管理者については、カスタムメイドの機能を統合して機能をアップグレードしました。販売者と運営者の管理者については、すべてゼロから構築しました。
システムの最適化を図りながら、「楽しいショッピング体験」を追求するためにWebアプリの機能拡張を行います。「Can-do」精神が、商品の最適化を図るための新たなアプローチを積極的かつ継続的に模索する原動力となっています。
マクアケチームやShopifyとの連携により、新しいアイデアを生み出すことができます。彼らとの良好な相関関係が新しいアイデアを生み出し、アイデアの実現を可能にしています。マクアケは熱心かつオープンマインドなクライアントで、彼らの専門知識が必要な課題には共同で取り組んでいます。
「次のワールドクラスのプロダクトを一緒に作る」の当社の方針のように、クライアントとワンチームとなり働くことが成功への重要な鍵であると考えています。マクアケは商品コンセプトの完成度を高めることに注力しますが、当社は技術ソリューションと商品開発のオーナーシップを持ちます。私たちは共に、商品コンセプトを現実のものにします。私たちのコラボレーションは、近い将来さらなる成功を収めると信じています。
ストアの運営を効率化するShopifyのカスタムソリューションができました
7ヶ月半の開発期間を経て、当社はこのプロジェクトの主な目的であるオンラインモールライクなマクアケストアに管理システムを運営・維持することを達成しました。ウェブサイトが膨大なトラフィックを記録し、その人気が日本市場で広がり続けていることから、このモデルは成功だと証明されました。プロダクトが市場で成功すればするほど、技術的な課題も増えていきます。これらの課題に真摯に取り組み、前進し続けることを待ち望んでいます!
開発システムと技術
以下は、Shopifyストア開発サービスを提供するために使われるリソースと技術です:
詳細開発: デザイン、開発、テスト、マイグレーション、メンテナンスと運用
プラットフォーム: Webアプリ、レスポンシブWebアプリ、Shopify
インフラストラクチャー&アーキテクト: AWS, サーバレス, NoSQL
開発言語: Node.js, React.js
マクアケとSupremeTechチーム
関連記事